ロジスティクス経営士の受験資格と申し込み方法を完全解説|資格合格の完全ガイド

目次

ロジスティクス経営士とは?経営幹部を育成する専門資格

物流業界で経営層を目指すあなたへ。

ロジスティクス経営士は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会が認定する、物流・サプライチェーンマネジメントの高度な専門資格です。この資格の最大の特徴は、単なる現場管理ではなく、経営の視点からロジスティクス全体を最適化できる「チーフ・ロジスティクス・オフィサー(CLO)」を育成することにあります。

1980年代に始まったこの資格は、物流技術の進化とともに内容も深化してきました。現在では、物流企業だけでなく、メーカーや販売業者など、多岐にわたる業界で活躍する専門家を養成し、業界の標準化と品質向上に寄与しています。

ロジスティクス経営士 経営戦略会議

この資格を取得することで、物流プロセスの最適化、コスト削減、国際物流対応の知識を習得し、物流会社の部門長や大手企業の物流担当役員への昇進が見込まれます。物流管理業務とコンサルティング業務の両方で活用可能な、まさに経営層向けの資格といえるでしょう。

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受験資格は厳格!実務経験5年以上の部長職クラスが対象

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ロジスティクス経営士の受講資格は、非常に厳格です。

本講座の受講資格は、以下のいずれかに該当する方となります。この厳しい基準は、講座のカリキュラムが経営幹部レベルを想定した高度な内容であることを示しています。

ロジスティクス経営士とは|経営に強いロジスティクス幹部を育成

主な受講資格の条件

1)ロジスティクス関連の実務経験が5年程度ある方

  • 部長職クラスまたは部長職候補の方
  • 幹部候補として期待されている方

2)関連資格保有者で実務経験を積んだ方

  • 物流技術管理士または国際物流管理士の資格取得後、実務を3年以上経験した幹部候補の方

この受講資格が設定されている理由は明確です。講座のカリキュラムは、経営の視点を常に意識して考えることができる、財務諸表を分析し企業の課題を発見できる、課題解決のための方策を立案できる、といった高度な能力を前提としているためです。

ロジスティクス経営士 実務経験 部長職

実際、ロジスティクス経営士に期待される到達レベルには、自社の業界や自分の立場にとらわれず、自由で柔軟な発想ができることも含まれています。これは、単なる実務経験だけでなく、経営視点での戦略的思考が求められることを意味しています。

なお、本講座の受講を検討するにあたり、知識に不安がある方は、日本ロジスティクスシステム協会で開催している「物流技術管理士補資格認定コース」を受講されることが推奨されています。

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出典 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会「ロジスティクス経営士資格認定講座」

2026年度の申し込み状況と受講料金

気になる2026年度の申し込み状況ですが、現在はキャンセル待ちの状態です。

第24期(東京開催)の開講期間は、2025年10月2日から2026年3月30日までとなっており、講義14日間と面接試験、資格認定証授与式が含まれます。この人気の高さは、ロジスティクス経営士の価値と需要の高さを物語っています。

2026年度の申し込み状況と受講料金

出典 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会「ロジスティクス経営士資格認定講座」

受講料金の詳細

受講料金は、会員資格と既存資格の有無によって異なります。

通常料金

  • 日本ロジスティクスシステム協会会員:440,000円(税込)
  • 会員外:550,000円(税込)

有資格者優待料金

  • 日本ロジスティクスシステム協会会員:385,000円(税込)
  • 会員外:495,000円(税込)

ロジスティクス経営士 受講料金 申し込み

有資格者優待は、物流技術管理士、国際物流管理士、グリーンロジスティクス管理士、物流現場改善士のいずれかの資格を持つ方が対象となります。これらの資格を既に取得している方は、55,000円の割引を受けることができます。

申し込み方法と支払い手順

申し込みは、日本ロジスティクスシステム協会のホームページのWEBフォーム、もしくは本講座パンフレット裏面の受講申込書に必要事項を記入のうえFAXで行うことができます。

開催直前まで申し込みは可能ですが、事前に提出する書類があるため、2週間前を目処に申し込むことが推奨されています。支払いは、請求書が届き次第、指定銀行の口座に振り込む形式で、原則として開講日前日までの支払いが求められます。

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講座の構成と学習内容:3つの柱で経営力を鍛える

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ロジスティクス経営士資格認定講座は、3つの主要な構成要素から成り立っています。

基本講座、グループ・ミーティング、ケーススタディという3つの柱が、経営幹部に必要な専門知識、管理手法、実践力を総合的に育成します。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

基本講座:8つの単元で経営知識を体系的に学ぶ

基本講座では、ロジスティクスの経営幹部に不可欠な専門知識や管理手法、財務分析等について学びます。

  • 第1単元 ロジスティクスと経営戦略
  • 第2単元 ロジスティクスと経営管理
  • 第3単元 ロジスティクスにおける企業間コラボレーション
  • 第4単元 企業経営とGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)
  • 第5単元 組織の設計
  • 第6単元 ロジスティクスとSDGs
  • 第7単元 グローバリゼーション
  • 第8単元 ロジスティクスの戦略立案【ケーススタディ】

これらの単元は、現代のロジスティクス経営に必要な要素を網羅しています。特に注目すべきは、SDGsやGRCといった現代的なテーマが含まれている点です。これは、ロジスティクス経営士が単なる物流管理者ではなく、企業の社会的責任や持続可能性を考慮できる経営者を目指していることを示しています。

ロジスティクス経営士 講座内容 カリキュラム

グループ・ミーティング:実務課題を共有し解決策を探る

グループ・ミーティングでは、指導委員によるグループ指導やメンバー間の質疑応答を通じて、自社のロジスティクスに関する業務内容、問題点、原因、課題等を整理し、その解決策について検討します。

この実践的なアプローチは、他社の事例から学び、自社の課題を客観的に見つめ直す貴重な機会となります。異なる業界や企業規模の受講者が集まることで、多様な視点からの気づきが得られるでしょう。

ケーススタディ:仮想企業で経営判断力を磨く

ケーススタディは、本講座の最大の特徴といえます。

仮想企業のロジスティクス改革の企画立案という実践的なケースに取り組むことで、物流・ロジスティクス関連部門の責任者として、経営の視点から課題を捉え、解決策を立案し、リーダーシップを発揮して施策を実現できる実務に即した能力を身につけます。

ケーススタディの意義や進め方、解き方等を例題のケースを通じて、担当委員から指導や助言を受けながら段階的に学べるため、実践的なスキルが確実に身につきます。この過程で、財務への影響やリスク評価といった経営判断に必要な要素も学習できます。

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試験の流れと合格基準:論文と面接の2段階評価

ロジスティクス経営士の資格認定は、講座の修了と試験の合格という2つの要件を満たす必要があります。

講座修了基準

まず、講座を修了するためには、以下の基準をすべて満たす必要があります。

  1. 全日程のうち60%以上出席すること
  2. グループ・ミーティング(第1単元、第4単元、第7単元)、および第8単元「ロジスティクスの戦略立案」のすべてに出席すること
  3. 第7単元「ケーススタディ・オリエンテーション その5(エグゼクティブサマリーフォームへの個別指導)」に出席すること
  4. 「論文」を指定された期限までに提出すること

特に注目すべきは、重要な単元への出席が必須となっている点です。これは、経営幹部として必要な視点や思考プロセスを確実に習得するための配慮といえます。

論文試験:経営視点での課題解決力を評価

論文試験は、講義中盤にテーマケースが出題され、所定の締切日までに提出する形式です。

論文の主な作成要領は以下の通りです。

  • 論文はパソコンで作成すること
  • A4縦版・横書(1枚:40字×40行=1,600字)にて5枚以上、7枚以下にまとめること
  • 規定枚数外の場合は減点対象となる
  • 添付資料もA4版にて統一すること

ロジスティクス経営士 論文試験 面接試験

論文作成用のケースブックをもとに論文を作成し、経営の視点から課題を捉え、解決策を立案する能力が評価されます。この論文は、面接試験の基礎資料としても使用されます。

面接試験:論文を基にした質疑応答

面接試験は、1人あたり25分程度で実施されます。自身で作成した論文を基に、本講座専門委員会委員2名と質疑応答を行います。

この面接では、論文に記載した内容の深掘りだけでなく、経営者としての視点や判断力、コミュニケーション能力も評価されます。課題解決案を他者に説明し、理解を得ることができるかという、ロジスティクス経営士に期待される重要な能力が試されます。

合格基準:80点以上が必要

資格の合否判定は、能力開発委員会ロジスティクス経営士専門委員会が行います。合格と判定されるためには、以下の基準をすべて満たす必要があります。

  1. 講座の修了者であること
  2. 論文試験と面接試験を受験し、その合計点(100点満点)が80点以上であること

配点内訳は、論文試験40点、面接試験60点となっており、面接試験の比重が高いことが特徴です。これは、経営幹部として必要なコミュニケーション能力や説得力を重視していることを示しています。

結果発表は、面接試験終了後、メールにて通知されます。

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資格取得のメリット:キャリアと給与の大幅アップ

ロジスティクス経営士の資格を取得することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

キャリアアップの可能性

資格取得者は、物流管理の専門知識を持つため、管理職や専門職への昇進がスムーズに行われます。具体的には、以下のようなキャリアパスが期待できます。

  • 物流管理のスペシャリストとして認められる
  • 物流関連のプロジェクトリーダーとして活躍できる
  • 海外勤務や異業種への転職が有利になる

キャリアアップの具体例として、物流会社の部門長や大手企業の物流担当役員など、重要なポジションへの昇進が見込まれます。また、委託業者との交渉や国際物流のプロジェクトマネージャーとしても期待されます。

給与と待遇の向上

資格を持つことで、給与や待遇が向上することも期待できます。

ロジスティクス経営士は高度な専門知識を持つため、その価値が企業側にも認識されています。経営幹部としての能力を証明する資格であるため、相応の待遇が期待できるでしょう。

企業に対する強力なアピールポイント

この資格は物流に関する高い専門性を証明するものであり、以下のような価値があります。

  • 物流プロセスの最適化ができる
  • コストの削減や効率化を推進できる
  • 国際物流にも対応できる知識を有する

ロジスティクス経営士 キャリアアップ メリット

実際に企業が古い物流システムを最新のロジスティクス技術に更新する際に、ロジスティクス経営士の知識が重要な役割を果たすことがあります。さらには、海外市場への進出を検討している企業にとって、国際物流の知識は大きな強みとなります。

実務での活かし方:2つの主要分野

資格取得後は、以下のように実務で幅広く活用できます。

物流管理業務

  • 効率的な在庫管理:在庫の適正化や管理手法の導入により、在庫過剰や欠品を防ぎ、無駄なコストの削減やキャッシュフローの改善が期待される
  • 配送スケジュールの最適化:配送ルートやタイミングを見直すことで、燃料費や人件費の削減、配送時間の短縮を図ることができる
  • 輸配送コスト削減の提案:効率的な輸配送方法の提案により、コストを削減し、企業の競争力を高めることができる

コンサルティング業務

  • 物流プロセスの診断と改善提案:現行の物流プロセスを徹底的に分析し、ボトルネックや改善ポイントを明らかにする
  • 物流拠点の最適化:地理的なデータや需要データを元に、物流拠点の立地を最適化し、配送距離や時間の削減が可能
  • 新技術やシステムの導入支援:AIを活用した需要予測システムや、IoT技術を用いたトラッキングシステムなどの導入をサポート

物流業界の知識と経験を活かし、他企業の物流課題を解決するコンサルタントとして活動することで、クライアント企業の競争力を向上させることが可能です。

他の物流資格との違い:経営視点か現場視点か

物流関連の資格は複数存在しますが、それぞれの役割や対象分野には明確な違いがあります。

物流技術管理士との違い

ロジスティクス経営士と物流技術管理士の最大の違いは、視点の違いです。

ロジスティクス経営士は、主に物流業務の管理・戦略立案に焦点を当てています。物流コストの削減、業務効率の改善、顧客満足度の向上など、経営視点でのロジスティクス戦略を実践することを目的としています。

一方、物流技術管理士は、主に物流現場での技術的な管理や改善を目的としています。物流センターの運営、機械設備の管理、安全対策の実施など、現場作業の効率性や安全性を重視します。対象者も、物流技術管理士が実務者・管理者候補であるのに対し、ロジスティクス経営士は経営層・上級管理職となります。

国際物流管理士との違い

ロジスティクス経営士と国際物流管理士も、それぞれ異なる特徴を持っています。

ロジスティクス経営士は、経営視点から物流全体の最適化を目指すための資格で、戦略的な計画立案と実施、物流コストの最適化、サプライチェーン全体の管理が求められます。

一方、国際物流管理士は、国を跨ぐ調達・生産・物流といったサプライチェーンの構築・改善について企画・立案・実践・見直しが求められます。グローバルなサプライチェーンに特化した資格といえるでしょう。

ロジスティクス経営士 物流資格 比較

それぞれの資格の活かし方

各資格には、それぞれ特有の活かし方があります。

  • ロジスティクス経営士:物流企業の経営層、コンサルタントとして活躍し、物流全体の経営戦略を策定・実施
  • 物流技術管理士:物流センター管理者、技術指導者として活躍し、物流現場の技術的な管理・改善を行う
  • 国際物流管理士:海外でのサプライチェーンの構築・改善ができる人材として活躍

自身のキャリアプランや目指すポジションに応じて、最適な資格を選択することが重要です。経営層を目指すのであれば、ロジスティクス経営士が最適な選択といえるでしょう。

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英語力向上への投資

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まとめ:経営幹部を目指すなら今すぐ準備を

ロジスティクス経営士の受験資格と申し込み方法を完全解説

ロジスティクス経営士は、物流業界で経営層を目指す方にとって、最適な資格です。

受験資格は厳格で、ロジスティクス関連の実務経験が5年程度ある部長職クラスまたは部長職候補、幹部候補の方、もしくは物流技術管理士または国際物流管理士の資格取得後、実務を3年以上経験した幹部候補の方が対象となります。

2026年度の第24期講座は、2025年10月2日から2026年3月30日まで開催され、現在はキャンセル待ちの状態です。受講料金は、日本ロジスティクスシステム協会会員で440,000円(税込)、会員外で550,000円(税込)となっており、有資格者優待も用意されています。

講座は、基本講座、グループ・ミーティング、ケーススタディの3つで構成され、経営幹部に必要な専門知識、管理手法、実践力を総合的に育成します。試験は論文と面接の2段階評価で、合計80点以上が合格基準となります。

資格取得のメリットは大きく、物流会社の部門長や大手企業の物流担当役員など、重要なポジションへの昇進が見込まれます。物流管理業務とコンサルティング業務の両方で活用可能な、まさに経営層向けの資格です。

物流業界で経営幹部を目指すあなたへ。今すぐ準備を始め、次回の募集に備えましょう。ロジスティクス経営士の資格は、あなたのキャリアを大きく飛躍させる鍵となるはずです。

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