医師の資格と仕事
医師国家試験とは、医学部を卒業した人が医師として医療行為を行うための資格を得るために受験する国家試験です。厚生労働省が実施しており、年間2回、原則として春と秋に行われます。
試験内容は、医学の基礎知識や臨床医学に関する知識を問う筆記試験と、実際に患者を診察して診断・治療する能力を評価する実地試験に分かれています。筆記試験は180問、実地試験は6問で構成されています。
医師国家試験の合格率は、近年では80〜90%程度で、受験者のほとんどが合格しています。ただし、実地試験は合格率が低く、難関とされています。医師国家試験に合格すると、厚生労働大臣から医師免許が交付され、医師としての医療行為を行えるようになります。